ほうれい線の原因となる糖化とはどんな状態なの?
女性の大敵である「ほうれい線」や「たるみ」について、その大きな原因として考えられるようになってきた現象が『糖化』です。
これは糖がタンパク質と結びつく現象で、体内では加齢や糖の過剰摂取によって急速に血糖値が上がり、それを処理しきれなくなったときに組織を形成する役割を持つタンパク質と結びついて起こります。
余分なブドウ糖や果糖などがタンパク質を結合するとタンパク質が異常化を起こし、最終生成物AGEsを作り出すんですね。
これが更に食品内に含まれるAGEsと合体することで、酸化ストレスを増大させ老化を加速させます。これによって肌の潤いを保つコラーゲンを破壊させます。こうなると、
肌のハリを保つ弾力繊維はもろくなって、そこにたるみが起きます。その後、たるみが大きくなってしわができ、ほうれい線へと変わっていきます。
女性の体はそのおよそ14~16%がタンパク質から形成されています。特に肥満体型の方や高血圧の方は、更に糖と接合しやすい状態にあり、AGEsの生成が加速します。これによって、肌老化の他に糖尿病やその合併症、認知症、がんなどの命に関わる病気も発症しやすくなるのです。
この糖化が、こうした症状の原因であると証明されてきたのもここ数年のことなので、肌の老化を気にする女性であっても、実に78%もの人が糖化という言葉を知らない、もしくは、知っていてもこれが原因の一つであることを知らないということが、化粧品メーカーのアンケートにより分かりました。
これは、いわゆる生活習慣病を引き起こす原因の一つでもあるので、AGEsを多く含む食材を避け、またそれを作り出しやすい食生活や生活習慣を見直すことで、体内に残ったAGEsを排出させることができ、更に今後作り出さない体作りを心がけることが大切です。
もちろん、肌のハリ・弾力を保つためには食生活だけでなく、基礎化粧品のケアも必要となってきますので、エイジングケア用コスメで対策をすることも大切です。当サイトでもおすすめのコスメを紹介していますので、ぜひそれらのご参考にしてください。